セントラル商事会長坂本嘉山の商品相場人生&商品相場哲学とは・・・・

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商品相場で100億円稼いだ男
1.プロローグ
2.初めてのトレード
3.業界入り
4.相場の勉強
5.東京進出
6.相場会社設立
7.大試練到来
8.失敗・・・そして復活
9.F商品入社
10.破竹の勢い
11.100億円への道
12.相場師の張り方1
13.相場師の張り方2
14.相場師の考え方1
15.相場師の考え方2
16.相場師の考え方3
17.個人投資家へのアドバイス1
18.個人投資家へのアドバイス2
19.未来へ
20.編集後記

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中田: 今日は、よろしくお願いします。
坂本: よろしく。
中田: まず、会長は、相場経験は何年くらいになるのでしょうか?
坂本: まぁ、40年くらいになるのかな。
中田: ズバリ今までにいくらくらい相場で稼いだたのでしょうか?
坂本: まぁ、100億くらいだな。
中田: 会長が相場を始めたのは、何才の時ですか?
その時は、何をやっていたのですか?
坂本: 23か24才。
甲府で喫茶店をやっていた。
国鉄職員をやっていたのだが、すぐにやめて、喫茶店をやっていたんだ。結構流行って、その喫茶店は儲かったよ。それで喫茶店を開業して3年くらいで相場を始めたんだよ。
中田: なんでまた、相場を始めたのですか?
坂本: 喫茶店と言うのはご承知の通り、色んなお客さんが来るじゃないですか。そこには格好の良い営業マン、背広にネクタイをびしっと決めてるような。そういう喫茶店に出入りするお客さんの中に、先物の営業マンがいて、「儲かるから」とすすめられて、始めたわけ。
中田: それでどうでした?
坂本: それはね、当時は、(※1)乾繭(かんけん)とか生糸。
ともかく儲かるからやれ、と言うことで、400万円かな?
中田: 当時(昭和44年頃))の400万円と言うと、けっこうな金額でしょう?
坂本: あぁ、そうだね。まぁ今の4、5千万円くらいだろう。
中田: それで、その400万円で、どうなりました?
坂本: それが良くわからないんだよ。
任せたようなものだからわからない。最後は買いと売りを両方持っているような状態で…
それで、お金が足らないと言うものだから、300万円借りて追加したんだ。
喫茶店自体は上手く行っていたから、それを担保に不動産屋からお金を借りて。
最終的には、そのお店は無くなっちゃったよね。
もう貸してくれなくなっちゃったからね、取り上げられちゃったよ…(笑)
中田: そうすると最初の自己資金が400万円、追加の借入金が300万円、合計700万円でそれを(※2)追証だ、(※3)両建てだ、とやったわけですか・・・
坂本: 追証も両建ても、わけわからないわけ。
高いも安いもわからないんだから・・・。ただ、ただ儲かるから、と信頼してやっただけよ。
中田: ちなみに、最初の営業マンて、覚えてます?
坂本: そりゃ、覚えてるよ。会社の名前も、よく覚えてるし。
中田: あぁ、そうですか(苦笑)。その会社って、まだあります?
坂本: ないっ!
中田: なんて会社ですか?
坂本: いいのかな?
K貿易。んー、甲府支店。担当はYさん。
中田: そのころの乾繭の値段って、覚えていますか?
坂本: よく、わからないなぁ・・それは憶えていないな。
中田: 証拠金1枚いくらか?と言うのはわかります?
坂本: 証拠金1枚、おそらく1万5千円くらいかな?当時は。
中田: 1枚1万5千円だと、400万円なら、けっこうな枚数になりますよね?倍率や手数料抜け巾などは理解していましたか?
坂本: いや、倍率などは、わかってるようで、ちゃんと理解して無かった。抜け巾なども同様。
信頼して、まかせっきりのような状態だったから。
中田; よく、それで始めましたね。ちょっとくらい儲かった時はなかったのですか?
坂本: なんか最初は少し儲かったような気がするんだよな。もらったような、もらったと言うか儲かってる状態。
それを、おそらく、枚数使っちゃったんだろうな。
中田: まぁ、そうでしょうね。
坂本: うん。
中田: なんでまた信用する気になったのでしょうか?
坂本: そんな別に、深い考えはまったく無かったね。自分自身も。ともかく儲かるんだからと・・・。
最終的には(※4)400ヤリ400カイくらいになっただろうか。それを最期、不動産売却して、全部清算して、第一回目の取引サイクルの終了と言うわけだ。

※1 生糸の原料である繭を乾燥させたもの。
※2 追加証拠金。相場が思惑と反対に動くと、担保として掛かるもの。
※3 売りと買いを両方持つ事。
※4 ヤリ=売り、カイ=買いであり、400枚の売りと買いの意味。