| 中田: |
セントラル商事を買ったのは、どんな理由かお聞かせ下さい。 |
| 坂本: |
私はこの商品先物市場で儲けさせてもらったわけだ。そんな中で業界に対する恩返しとでも言うのかな・・・お礼だよ。自分が会社を持って、顧客の皆さんが安心して取引をしていただくような会社を持ちたかったわけだ。
売買を自由にやっていただいて、そして儲けてもらう。だってそうでしょ?元々、私は相場を張る側だったし、コミッションとしてずっと顧客とともに生きてきた。
それが私の生き方だし、今後もそうして行きたいわけだ。 |
| 中田: |
『売買を自由にやっていただいて、そして儲けてもらう』ですね。さすが、実践でずっとやって来た人の意見ですね。
ただこのところ、国内商品市場はファンドを除けば出来高の低下、預かり資産の低迷などに拍車が掛かってると思いますが、その点は如何ですか? |
| 坂本: |
確かにそのとおりだ。今は負の面が出て来ているのは否定しようはない。そういうものも、徐々に変えていかなければならない。
ただね、相場というものは決してなくなるわけじゃない。だって、そうでしょ?
商品先物取引というのは、自由主義経済にはなくてはならないものだ。市場が維持されるためには、商社や当業者などのヘッジャーだけではなく、やっぱり投機資金という潤滑油はなくちゃいけないものだ。そしてその投機も、必ず負けるわけじゃなくて、大きく勝つ事もあるわけだ。現に私は、そうしてきたわけだから・・・
だから潜在的な市場参加者って言うのは、それこそたくさん居ますよ。だから良く市場を理解してもらう。安心して入って来ていただく。それだな。 |
| 中田: |
では最後に、今後の会社の経営方針をお聞かせ下さい。 |
| 坂本: |
やはりね、商品先物取引はメイン。ただしね、相場はやはり簡単なものじゃないだから、それ相応の知識が必要だ。
だからね、営業マンの質の向上も図らなければならないし、プロのコミッションも、もっと増やすというのも方策だと考えている。
会社っていうのは、顧客とともに伸びていかなくちゃいけない。私もずっとコミッションだったのだから、当然そういう考え方があるわけだ。
ただね、さっきも言ったけど、残念ながらこの業界の過去の負債もあって、今はまだまだ厳しい状態にはある。もちろんセントラル商事も、残念ながら過去は良い面ばかりでなかったのも事実だ。そこからUターンさせようとしている。顧客本位、コンプライアンス重視ということだ。
まずは基盤を作って、それから攻めの経営だ。 |
| 中田: |
商品先物取引以外に、何か計画もあるのですか? |
| 坂本: |
やはり顧客の利便性を考えて行くならば、先物市場は商品だけではない。株式市場の日経225だって必要だろうし、為替の先物も必要だろう。それにハイリスク・ハイリターンの先物取引ではなく、ローリスク・ローリターンのファンドも考えなきゃいけない。投資顧問も必要だろうし、つまりは総合金融商社というようなものを作ってゆく必要がある。そういう風に考えていますよ。お客さんのためっていうのは、そういう事でしょ!今はそれに向けて、進もうとしている。 |
| 中田: |
ありがとうございました。 |
| 坂本: |
いや、どう致しまして。 |
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